米国がF16戦闘機を90機売却 一部は台湾に輸出=米国防総省

米国政府はロッキード・マーティン社が製造したF16戦闘機を90機売却することを承認した。90機の一部は台湾など、国外に輸出される。米国防総省が14日に発表した。
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国防総省によれば、売却されるF16戦闘機のうち、一部は台湾など、国外へ輸出されることとなっている。台湾が正式に署名した米国政府との契約書によると、台湾にはあわせて66機のF16戦闘機が出荷される見通し。台湾へのF16戦闘機売却を巡り、米国と中国の間では摩擦が生じている。

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F16戦闘機が台湾に輸出されるのは初めて。いずれも2026年末までに納品される見通し。台湾への輸出はブッシュ元大統領(父)が1992年に150機の売却を承認していたものの、実現されなかった。ロッキード・マーティン社はあわせて400機を新たに国外輸出用に生産している。

ロッキード・マーティン社は、米国の軍需産業企業であり、航空機の製作や航空宇宙技術、造船、流通の分野を専門とする。また、第5世代戦闘機F-35の製造を行っている。

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