ソマリアの高級ホテルを武装組織が襲撃 政府要人含め10人以上死亡【写真・動画】

東アフリカのソマリア首都モガディシュにあるホテルで爆発が発生し、武装組織の戦闘員らがホテルの施設内に侵入して発砲を行った。このテロ攻撃により、10人以上が死亡したほか、40人以上が負傷した。戦闘員らはいずれも駆けつけた政府軍との銃撃戦でせん滅された。現地紙のソマリア・ガーディアン紙が報じた。
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爆発が発生したのは現地で人気のリゾート地リドにある「エリート・ホテル」(Elite hotel)。戦闘員らは爆弾を仕掛けた自動車を爆破し、ホテルに奇襲を仕掛けた。今回のテロ攻撃では国際テロ組織アルカイダと関係が深いイスラム主義武装組織のアル・シャバブが犯行声明を発表している。

​戦闘員らはホテルの上層階に立てこもり、駆けつけた政府軍と銃撃戦を繰り広げた。

犠牲者の多くは政府の要人と見られている。このテロ攻撃で情報省の幹部が射殺されたほか、社会労働省の大臣、現地の人気女性歌手、そのほか多くの有名人らが負傷して病院に搬送された。

ソマリア情報省が投稿したツイッターの内容によれば、政府軍は4時間に及ぶ銃撃戦の末に戦闘員らをいずれもせん滅した。

アル・シャバブはソマリア最大のイスラム主義武装組織で、ソマリア暫定連邦政府とそれを支援するエチオピア、米国、アフリカ連合と対立関係にある。米国は2008年にアル・シャバブをテロ組織に認定した。

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