日本外務省によると、計7名からなる国際緊急援助隊・専門家チームの2次隊は19日に日本から出発する。同チームは油吸着材等の資機材を携行するという。
1次隊は8月10日に日本を出発し、現地で油防除作業などに関する支援活動に従事している。
約4000トンの油を積んだ貨物船「WAKASHIO」は7月25日、自然保護区「ブルーベイ」にも近いモーリシャス沖で座礁。8月5日には亀裂から約1000トンの重油が流出していることが確認された。モーリシャス政府は8月6日、環境非常事態を宣言した。
救助隊は8月12日までに貨物船のタンクに残っていた約2500トンの燃料油を回収したが、最大で207トンのディーゼル燃料と90トンの潤滑油は回収できなかった。現地時間8月15日に貨物船の船体が2つに分断したことが確認された。