この滅多に起こることのない火災竜巻は、天気予報士にとって驚くべき現象ではなかった。米気象庁は、火災によって上空に火災積雲が発生したため、火災竜巻が出現する可能性や、強風が秒速最大27メートルに達する恐れがあるとして、地域住民や消防隊員にあらかじめ警戒を呼びかけていた。火災の上空で熱い空気と冷たい空気が混ざり合うことで、炎や煙、粉塵などを巻き上げる渦が形成されると、火災竜巻に発展することがあるという。
米気象庁は、火災現場の近くに住む人々に対し地下室やより頑丈な建物の低層階にすぐに避難するように呼びかけていた。この火災竜巻による負傷者はでていない。
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