アクマエフ氏は、「小児科では3歳から18歳までの児童39人に手当が行われました。100人ほどの患者がロシア非常事態省の心理療法を受け、悪夢や不眠に悩まされ、親族の死に苦しんでいました」と語っている。
アクマエフ氏は、ベイルートでの10日間の作業でロシア人医師らが診療した患者数はおよそ600人で、外科では救急外科処置、包帯交換、抜糸が行われたと報告した。
「整形外科では怪我、打撲、骨折、脱臼による被災者の手当を行ったほか、内科的な治療も施されました。」
ベイルートの港湾地区で大爆発が発生し、これにより数百軒の建物が全壊または半壊し、自動車が破壊されたほか、市内の多数の地区で建物のガラスが割れる被害が出た。当局によれば、爆発の原因は2014年に税関が没収し、倉庫に保管されたまま放置されていた硝酸アンモニウム2750トン。死者は170人を超え、ベイルートは被災地区に認定された。後日、反体制集会が行われ、ハッサン・ディアブ首相は内閣総辞職を余儀なくされた。