グテーレス氏は「観光部門では地球上の10人に1人が働いており、観光部門はさらに数億人の生活費を保障している」と述べた。
グテーレス氏によると、2020年1月から5月までの5か月間で国際観光客数は50%以上減少し、国際観光業による収入は約3200億ドル減少した。
同氏は「観光部門では約1億2000万人の雇用が直接的脅威にさらされている。その多くは経済のインフォーマルセクターまたは女性や若者が労働者の大部分を占める零細企業、中小企業にあたる」と指摘した。
25日、国連は分析レポート「観光とCOVID-19」を発表した。同レポートによると、観光セクターでは2020年の国際観光客数が58%~78%減少し、2020年の観光収入が2019年の1兆5000億ドル(約157兆円)から3100億ドル〜5700億ドルまで減少する可能性があると述べられている。
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