モーリシャス沖で座礁した日本の貨物船 船体前方部分の投棄完了

7月末にインド洋の島国モーリシャス沖で日本の大型貨物船「Wakashio」が座礁し、重油が流出した事故で、Wakashioの2つに割れた船体前方部分をモーリシャス当局が指定した海域に沈めて投棄する作業が完了した。Wakashioを所有する日本の海運会社、長鋪汽船が25日、発表した。
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長鋪汽船によると、現地時間19日にWakashioの船体前方部分は離礁に成功し、モーリシャス当局が指定する海域に曳航され、現地時間24日に当局が指定した海域で海没、投棄が完了した。

船体後方部分の撤去計画については検討が続けられているという。
Wakashioの船内に残っていた油はすべて回収された。流出油の主な回収作業も海に漂う一部を除いて全体的に終了した。

先に、Wakashioの船長らが逮捕されたと報じられた。

商船三井は16日、7月末にインド洋の島国モーリシャス沖で座礁した日本の商船三井が運航する貨物船「WAKASHIO」の船体が現地時間8月15日14時に2つに分断したことが確認されたと発表した。

日本政府は17日、現地で環境分野の支援活動を行うため国際緊急援助隊の2次隊を派遣すると発表した。

モーリシャスの環境保護団体「モーリシャス野生生物基金」は、自然環境の回復には数十年かかる可能性があるとの危機感を示している。

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