トランプ大統領、支持者の集会で「ロシア産原油を購入せざるを得ない」

米国のドナルド・トランプ大統領はニューハンプシャー州で支持者を前に演説を行い、ロシア産原油を購入せざるを得ないと訴えた。演説の全文は大統領のツイッターに掲載されている。
この記事をSputnikで読む

トランプ大統領によると、民主党が米国内のパイプライン建設に反対しているため、ロシアから原油を購入せざるを得ないという。トランプ氏は「ニューイングランドは米国内で最もエネルギー価格が高い。なぜかというと、ニューヨーク州のクオモ知事が同州上部にパイプライン敷設を許さないからだ。石油とガスは米国にたくさんあり、供給できるのに」と語った。

​ニューイングランドは米国北東部の6州(コネチカット州、メイン州、マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州、ロードアイランド州、バーモント州)を合わせた地方で、大西洋、カナダ、ニューヨーク州と隣接する。

トランプ氏は支持者に対して、同地方ではどこからエネルギー資源を調達しているかと尋ねたうえで「ロシアから」と自ら答えた。「知らなかった?ここには多くの船舶がやってくるが、その大半はロシア船だ。なぜならクオモNY州知事はパイプライン敷設を許さないからだ」と語った。

2019年全体のロシアから米国への原油輸出額はロシア連邦税関庁(FTS)によると22億ドル(約2310億ドル)、2018年の2.4倍となった。米国のロシア産原油の輸入高は増加傾向

関連ニュース

コメント