ツイッターがトランプ陣営の投稿に「操作されたメディア」マーク

SNSのツイッターはドナルド・トランプ米大統領の陣営が政敵ジョー・バイデン氏の発言を取り上げた投稿について、バイデン氏の発言が文脈を無視して引用されているとし、「操作されたメディア」マークを貼りつけた。
この記事をSputnikで読む

トランプ大統領の陣営は8月31日、ジョー・バイデン氏が米ペンシルベニア州ピッツバーグ市で行った演説について短い動画を作成してツイッターに投稿した。バイデン氏はこの演説の中でトランプ大統領に対する反対姿勢を示し、政府の経済危機対策や新型コロナウイルス感染症対策を批判していた。

バイデン氏は演説の中で次のように発言していた。

​彼らには2期目について議題もなければビジョンもない。トランプとペンスは「ジョー・バイデン時代の米国に安全はない」の一点張り。しかし、どこに証拠があるのか。ドナルド・トランプ時代の米国で皆さんが目にする暴力、それが証拠だろうか。

こうした発言をトランプ大統領の陣営は文脈から切り離し、「ジョー・バイデン時代の米国に安全はない」というフレーズだけを残し、動画を作成して公開した。

​この投稿についてツイッターは「操作されたメディア」のマークを貼りつけ、読者に注意を促した。

これに対し、トランプ大統領の陣営はさらなる投稿で対応した。投稿の中で陣営側は「候補者についての冗談が分からないジャーナリスト諸君に申し上げたい」と前置きし、「バイデンがカメラを前にこれほど愚かな発言を行うのは我々の落ち度ではない」と記した。

ツイッターは先にトランプ大統領の投稿について利用規約に違反しているとのマークを複数回にわたってチェックしてきた。​

関連ニュース

コメント