NZモスク銃乱射被告、テロ組織と同列に置かれる

ニュージーランドのアーダーン首相は、2019年に同国南島クライストチャーチのモスクで銃を乱射し51人が死亡した事件の実行犯であるオーストラリア人のブレントン・タラント被告をテロ組織と同列に置いた。
この記事をSputnikで読む

ニュージーランドの法律によると、首相は個人またはグループをテロ組織と同列に置くことができる。現時点でニュージーランドには20の組織がテロ組織として指定されている。

ニュージーランド政府のサイトに掲載された首相の声明では「犯人をテロ組織リストに加えることは、ニュージーランドによるあらゆる形態のテロおよび暴力的過激主義に対する非難の重要な意思表示である」と述べられている。

ニュージーランドの法律によると、テロ組織に指定されることはその組織の資産凍結を意味する。アーダーン首相は「テロ組織リストに加えることは、犯罪者が今後、テロ資金調達に関与できないことを保証する」と指摘した。

先に、タラント被告には仮釈放のない終身刑が言い渡された。仮釈放が認められない終身刑はニュージーランド史上初めて。

2019年3月15日、ニュージーランドのクライストチャーチでは2つのモスクが次々と襲撃され、51人が死亡、50人が負傷した。襲撃事件はテロ攻撃と認定された。

コメント