新型コロナウイルス

米国 パンデミックがもたらした社会の絶望を打ち破るために264億円を拠出

米保健福祉省は、新型コロナウイルスのパンデミックにより疲弊した米社会に対し「絶望を打ち負かし、希望を鼓舞する」ことを目指して、通信企業に2億5000万ドル(約264億円)以上を拠出する契約を行うと発表した。米メディア「ポリティコ」が同省の内部文書を引用し報じている。
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この文書によると、当局はその資金の大部分を来年1月までに使う予定だという。

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同メディアによると、通信会社との契約で定められた目標は、米国社会に漂う絶望感を打ち破り、希望を鼓舞し、新しい環境でビジネスを行うための最良の方法を市民に伝え、職場復帰と経済の再開に向けて市民に自信を植え付けることにある。

その契約で履行されるべき業務の主な内容は、通信企業が米国民に対し積極的に「健康維持に向けた行動や市民としての責任を促す」内容を公共サービス広告として作成すること。

6月に実施された英市場調査YouGovのアンケート調査によると、米国人の34%が2020年末までの生活を悲観的に捉えていると回答していた。また、その内の11%が「とても悲観的」を選択していた。しかしその一方で、54%が将来を楽観視していると答えていた。このアンケートには米国人1万8000人が参加している。

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