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宇宙飛行士の脳内での変化が確認

国際宇宙ステーション (ISS)での長期滞在は脳の構造に影響を与える。このように身体は人間にとって経験のない条件に適用するが、しかし、これらの変化は地球帰還後にもとに戻ることことになる。ロシアおよび欧州の研究者グループによるこうした研究結果が科学誌『Science Advances』に発表された。
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専門家らによれば、一定期間、無重力状態にあることで、脳内の白質と灰白質の分布に変化が生じる。

また、脳の脳室が増大し、そこでは髄液も増加する。そして、このことが地球帰還後に視力障害を生じさせると考えられる。

研究者らは、このように神経システムが順応し、相対的なさまざまな身体部分の状態の感覚と運動制御に対応する脳の分野へ注意がいっそう割かれることになると予想する。

総体的に宇宙飛行士の脳は地球帰還後7ヶ月で通常の状態に戻ると指摘されている。

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