実験が行われたのは9月5日、オーストリアのメルク市。キョ―ベルさんはこの実験について、氷河が溶けだしている問題に社会の目を向けさせることが目的で、同時にどんな人間も自分の力の限界を広げることができると証明したかったと語っている。
キョーベルさんは「できないという思い込みを退け、自分のモチベーションを高め、まず自分を信じるということ。これこそ、私の伝えたかったことです」と語っている。
キョーベルさんは今回の実験で自己記録を塗り替えた。2019年に行った同様の実験では2時間8分47秒の世界記録を樹立している。2時間半、氷のキャビンに座り続けたキョーベルさんは、今したいことはと聞かれて、アイスクリームを食べたいと答えている。