毎日新聞によると、地元警察は6日のデモを許可しておらず、2000人体制で警戒に当たっていた。警官隊は刺激物を用いてデモ隊に噴射し、参加者の強制排除を行なった。
香港警察はこの日、逃げ惑う12歳の少女を地面に組み伏せ拘束した。香港メディアによると、パメラというこの少女は、兄と一緒に文房具を買いに出かけており、デモには参加していなかったという。少女は武装警官が目の前に現れたことに驚き、思わず逃げ出してしまったところ、数人の警察官に取り押さえられた。
地元メディアによると、少女と兄は軽い怪我を負い、病院で治療を受けた。地元警察は、少女と兄が新型コロナウイルス感染拡大予防によるソーシャルディスタンス(社会的距離)を守らなかったとして罰金の納付を命じた。警察は少女が「疑念を抱かせる方法」で逃げたため「最小限の力」を行使したと説明している。
香港警察は6日、違法なデモに参加した疑いなどで約290人を逮捕。今回の逮捕者の数は、国安法が施行された7月1日以来の規模。
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