ロシア経済紙RBKは、このような取引は、返信不要メールを送信するのと同じようなものだと報じている。ユーザーはこの場合、「送金に失敗しました」という返信を自動的に受け取る代わりに、自身の資金に永遠にアクセスできなくなる。こういった取引の停止は、そのプラットフォームがそれを許可した場合にのみ可能となる。しかし、Swerve Financeにはそのような機能は備わっていないため、そのユーザーの100万ドル相当のテザーは永遠に失われてしまった。
テザー社のパオロ・アルドイノ最高技術責任者はこの事件後、返金に協力すると約束した。アルドイノ氏はツイッターで、そのユーザーに同社のサポートチームに連絡するように呼びかけ、返金は可能であると述べた。仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポン氏は今後、同様のケースを避けるため措置を講じるよう努力すると発表している。
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