ダッチニュース紙によれば、希少種のオウム3匹を死に追いやったことへの償いに会社は賠償金6万8000ユーロを支払う。死んだうちの2羽は希少種の青の大型オウム「Anodorhynchus」で4万ユーロ、残る1羽はキビタボウシインコで1250ユーロする。賠償金にはこれらのオウムが生きていたら繁殖し、もたらしたはずの収入1万4000ユーロも入れられた。
事件が起きたのは2017年3月。オウムのいた檻からわずか50メートルの地点を競争に参加していた気球が通過し、主要燃料に火をつけた。この音がオウムを文字通り死ぬほど驚かせてしまった。
これまでの裁判ではオウムの死因がストレスであったことが立証されたが、真犯人は確定されなかった。ところが高度と距離のデータからオウムの檻に一番接近したのがスヘインデル市の会社の気球であり、地上からわずか15メートルしか離れていなかったことが明るみになった。
気球を運転していた人物は気球が落下しないために燃料を燃やす必要があったと供述している。
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