米国務長官 アフガン和平交渉でドーハに向かう=米大統領

マイク・ポンペオ米国務長官は12日から開かれるアフガニスタン紛争の和平交渉に立ち会うため、カタールの首都ドーハに向かう。トランプ大統領がホワイトハウスの記者会見で明らかにした。
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トランプ大統領は記者会見で、ポンペオ国務長官が現地時間で10日夜にドーハへ向い、12日から開催される和平交渉に参加することを明らかにした。トランプ大統領は会見の中で、「アフガニスタンでは2月から誰も殺されていない」と発言し、自らの政策の成果を強調した。

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また、トランプ大統領はアフガニスタンとイラクに駐留する米軍の大半を撤退させる計画についても改めて明らかにした。トランプ大統領によれば、アフガニスタンでは「大きな進展があった」ことから、同国に駐留する米軍部隊は短期間のうちに4000人規模にまで縮小されるほか、イラク駐留軍は2000人にまで削減される。

米軍はシリアにも駐留しているが、「シリアからはかなり撤退した」として、同部隊のさらなる縮小について言及はなかった。

カタール外務省によれば、アフガニスタン和平交渉は12日からドーハで開始される。反政府武装勢力「タリバン」幹部のアブドゥラ・ ガニ・バラダル氏をはじめとする代表団はすでにドーハに到着している。タリバンのザビウラ・ムジャヒド公式報道官によれば、政府との協議に参加するタリバン側の代表団には21人が参加しているという。

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2月末、ザルマイ・ハリルザド米特別代表( アフガニスタン和平担当)と「タリバン」幹部のアブドゥラ・ ガニ・バラダル氏は和平合意に調印した。 タリバンの合意履行を条件に、米軍および連合軍を14カ月以内に撤退させる内容が盛り込まれた。

タリバン側はアフガニスタン国土をテロ攻撃の拠点にしないことを約束。しかし米国は、タリバンが義務を履行していないと判断し、3月4日にヘルマンド州の同戦闘員に対し空爆を行った。

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