学者の国際チームは複雑な数学的分析を行い、過去6600万年の平均気温、地球上の氷の存在量、炭素循環に関する詳細な情報をグラフにした。
これらのデータは、地球が現在より暖かかった時期や寒かった時期を理解したり、気候変動の原因や気候の移り変わりをさらに理解することを可能にした。
学者らによると、地球が最も暑かったのは約5000万年前で、当時の平均気温は現在よりも14~16度高かった。当時の暑さの原因は、活発な火山噴火による大量の炭素排出だったという。
一方、学者らは、現在の温暖化は大気中の温室効果ガスの増加によっても引き起こされているが、原因は気候に与える影響という点で最も強力な自然のプロセスに匹敵する人間活動だとの見方を示している。
学者らは、最も楽観的なシナリオで気温が2.6度しか上昇しない場合でも2150年までに大陸氷床の活発な融解が始まり、海面水位の急激な上昇を引き起こすと指摘している。
関連ニュース