リサイクルにおける「1番の悪役」 あのプリングルス缶が一新へ

英国リサイクル協会は、ポテトチップス「プリングルス」の筒状容器に使用されるプラスチックや厚紙の素材は分離が困難であることから、リサイクルにおける「1番の悪役」であるとの認識を示していた。これを受けて「プリングルス」ブランドを所有する米ケロッグ社は現在、缶の新しいデザインを考案し、テストを行っている。
この記事をSputnikで読む

プリングルスの筒は、プラスチック製の蓋、金属底、厚紙の筒で構成されていることから、分離が容易ではない。欧州市場だけでも1日300万缶が製造されている。

米ケロッグ社は現在、よりシンプルなパッケージデザインのテストを行っている。英BBCによると、同社はこの新デザインの制作に12ヶ月かかったという。

新しいパッケージは紙が90%、味を損なう酸素や湿気からポテトチップを守るため密閉の役割を果たすプラスチック素材が10%で構成されている。ケロッグ社は、缶の蓋をリサイクル可能な紙素材で製造する計画だが、空になった缶を家庭で再利用できるようにプラスチック製の缶の生産も一部で続けていく見通し。

関連記事

コメント