世界第2の規模のサンゴ礁がゴミの島に 清掃にかかる時間はノンストップで750日

インド洋のセーシェル共和国にある世界第2の規模を誇るサンゴ礁、アルダブラ環礁は大量のごみで環境破壊の瀬戸際にある。この事実がキングス・カレッジ・ロンドンとオックスフォード大学、セーシャル諸島基金のまとまて合同報告書に明らかにされた。
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科学者らは世界で最も美しい島であったアルダブラ環礁が今や世界で一番汚染された島となり、それが原因で稀有なサンゴ礁も島の動植物相もここ数年のうちに絶滅する危機にさらされていると報告している。

2019年、島の清掃を行う会社が複数の国際組織によって特別に創設され、これに世界中から多くのボランティアが参加した。ごみ収集は5週間にわたって続けられ、この作業に22万4538ドル(2370万円超)が費やされた。

この間にボランティアが集めたプラスチックごみ、有機ゴミは25トン。ただしこれは島で出されたごみのわずか5%にすぎない。捨てられたビーチサンダルだけでも36万個におよぶ。ところが環境にとって、これよりも危険なごみは漁師によって海洋に放置された夥しい数の網。網は海洋生物の命を脅かしてしまう。

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