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星を生成した元素の新たな周期表が作成

宇宙に存在する重い質量の元素はすべて中性子星の衝突によって生成されたとする仮説に反駁する科学者らが、それを基にした新たな周期表を提案した。研究結果はアストロフィジカルジャーナルに掲載された。研究者は独自の仮説に基づき、初の星の周期表を作成して、それぞれがどのように生成されたかを示した。
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オーストラリアと英国の学者らが新たに行った銀河の進化の分析で、元素が生成される際に中性子星から出される輝きの役割が大きく再評価された。科学者らの算出ではこのプロセスの出力は十分ではなく、これでは金がどうして出現したかが説明がつかない。

研究者らは、あらゆる元素の出現を初めて説明したモデルを作成。これを基に作成した新しい周期表で水素からウランまであらゆる天然元素の恒星進化論を示した。研究者らの話では水素だけは1タイプの星によって生成されたものの、他の全ての元素の元は2ないし3タイプだという。

研究ではまた、中性子星の輝きは金の主要な源ではないことが示された。金はおそらく、重力で引き合った2つの重い星によって形成された、特殊な中性子星の衝突の結果、生成された可能性がある。

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