完全自律運航船、大西洋横断に向け出航

イギリスを拠点とする海洋調査と探索の非営利団体PromareがIBMと共同で開発した完全自律運航船「メイフラワー号」が、9月16日、英国のプリマスから、米国マサチューセッツ州にあるプリマスに向け、出航した。自律運航船は、400年前、英国からの最初の入植者を北米に運んだオリジナルの「メイフラワー号」が辿った航路を通って、大西洋を横断する。BBCが伝えた。
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計画では、自律運航船は北米に到着するまでの6ヶ月の間に、海洋のデータ収集を行う。またこの「メイフラワー号」は、1620年に102人の入植者を乗せて北米へと向かったオリジナルの「メイフラワー」号のルートを辿ることになっている。

船長も乗務員もいない大型の完全自律運航船が大西洋を横断するのは、これが初めてとなる。今回の新メイフラワー号の航行は、商用自律運航船のさらなる発展を促進し、また今後の海洋調査のあり方を変えるものになると見られている。

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