人類初の宇宙飛行を終えたガガーリン 同僚に語った変わったアドバイスとは?

宇宙飛行士のユーリイ・ガガーリンは、1961年に世界で初めて宇宙周回軌道の飛行を成功させた。しかし、軌道上の無重力空間で前庭障害を発症したことから、同僚の宇宙飛行士に「エチケット袋を準備するように」とアドバイスしたという。ソ連邦英雄を2度受賞したアレクセイ・エリセーエフ宇宙飛行士が語っている。
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エリセーエフ氏は「飛行を終えたガガーリンが宇宙飛行士のグループに最初に会った時に言ったのです『皆、エチケット袋を準備して』」と、モスクワ宇宙飛行士記念博物館のYouTubeチャンネルで語っている。

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「つまりガガーリンは、無重力空間では前庭系が上手く機能しないことを初めて認識した人物だったので、吐き気やめまいが起こりうることに対し備えなければならないと語ったのです」

エリセーエフ氏は、ガガーリンが宇宙でどのように飛んだのか、何をみたのか、何が大変だったのかを話しているのを聞いたことがないと指摘した。

「宇宙飛行士の中には、注目を集めるために飛行では大変なことがあったと作り話をする人もいます。しかしガガーリンはそんなことは全くしませんでした。まるで宇宙飛行をしたことがないように振る舞っていたのです」

エリセーエフ氏は、これまでに宇宙飛行を3度、船外活動を1度行ってきたソ連の宇宙飛行士。

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