吉林省の省都・長春市では18日、通常の品質検査中に冷凍食品の包装からコロナウイルスが検出された。19日、地元の疾病予防管理センターが検査を行ったところ、陽性結果が確認されたという。
また報道によれば、長春市の衛生健康委員会はウイルスの検出を受けて、この包装に接触した全員を追跡し、医療機関による経過観察を行った。検査の結果、全員、コロナウイルスには感染していないことが分かっている。
一方、新型コロナウイルスが検出された包装に梱包されていた輸入冷凍海産物のうち、10キロが同省扶余市に運ばれている。そこで地元の衛生健康委員会は20日、海産物に接触した可能性がある人に対し、当局に連絡した上で、ウイルス検査を受けるよう呼びかけた。これより先、中国では、7月と8月に、エクアドルから輸入された冷凍エビの包装からも新型コロナウイルスが検出されている。
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