クリューゲ代表はロシアのミハイル・ムラシコ保健相との会談で「安全かつ有効なワクチン製造に寄与したロシアの素晴らしい行為に再度感謝します」と語った。
クリューゲ代表は、自分が中央アジア諸国へ支援を行う上でロシアが代表に個人的に力を貸してくれたとして感謝し、またロシア政府が保健分野で働く人々やウイルスに対して脆弱な人々に大きな注意を向けたことも高く評価した。
WHO欧州地域担当のハンス・クリューゲ氏は「現在、 ロシアは被験者グループのワクチン第3相治験に入った。 よい結果がでると信じている。ロシア担当になって長いので、 ロシアがワクチン開発とその製造、 また予防接種において豊かな歴史をもっていることは知っている」 と語った。
ロシアは今年8月11日、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。
臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。
「スプートニクV」は、これまでに多くのワクチンが生産されたすでに知られているプラットフォームを基盤につくられた。ロシア保健省によると、これまでに実施された「スプートニクV」の接種は、最大2年間の長期的な免疫を与えることを示している。
新型コロナウイルス
中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルスが疾患の原因と判断した。
中国に続き、イタリア、米国、スペインで、特に多く感染が広がっている。
世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの拡大はパンデミックとなったことを明らかにした。
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