エクアドルではサンガイ火山の噴火によって5万5000ヘクタールのバナナ栽培地が打撃を受け、生産量の30%が失われる見込み。El Comercio紙が報じた。
輸出量の25~30%に相当する150万箱のバナナが火山灰の被害を受けた。
クラスターコーディネーターのフアン・ホセ・ポンス氏は「現場ではこれから作物の損失を防ぐ入念な作業に取り組まねばならない」と述べた。
なお専門家らは、生産量の最大30%が失われるのは確実だとの見方を示している。これは主に、エクアドルがバナナを輸出しているロシア、欧州および中東の国々に影響を及ぼす。
サンガイ火山の噴火は9月20日に始まり、10キロの高さまで噴煙を吹き上げた。火山灰の影響で8万3000ヘクタールが被害に遭った。また噴火に伴いグアヤキルにある国際空港が閉鎖された。
関連ニュース