「マガワ」はPDSA金メダルを受賞。同賞は英国では、人命救助等で極めて勇敢な行為に対して与えられる「ジョージ・クロス賞」と同等と考えられている。
「マガワ」は地雷探知に携わって5年。この間に14万1千平米超の爆発物除去に貢献し、地雷39発、不発弾28発を発見した。
「マガワ」は小さな頃からタンザニアで地雷探知の訓練を受けてきた。一般の家ネズミより体が大きい一方で体重は軽いため、地雷を不発に終わらせることができる。また人間よりもかなりスピーディーに地雷を発見できるという能力をもっている。例えばテニスコード大の面積をチェックするのにフクロネズミは30分、人間の場合は金属探知機をつかって最大4日を要する。
専門家によると、カンボジアではすでに地雷により6万4千人の命が奪われている。埋められた400-600万のうち約300万が未だ発見されていない。
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