研究チームは、綿、ポリエステル、数種類の絹で作られたマスクで実験を実施。その結果、綿およびビスコース製のマスクは病原菌を含んだ水分をスポンジのように吸収し、マスクを装着した30分から40分後には、マスクとしての機能を失うことが分かった。しかし絹のマスクは、表面に付着した水分がすぐに乾燥するため、使用している間ずっと「呼吸」することができるという。
さらに研究者らによれば、蚕の繭から作られている絹に含まれる銅の微量元素により、素材に抗菌作用が生まれるため、呼吸をすることで細菌やウイルスを死滅させることができるとのこと。
シンガポールでは、これより前に、コロナウイルスの兆候を記録することができるマスクが開発されている。
関連ニュース
新型コロナウイルスの感染防止マスクに最適な素材とは?
© Sputnik / Savitskaya Kristina