ロシア製コロナワクチン「スプートニクⅤ」 ベラルーシへ出荷

ロシア開発の新型コロナウイルスのワクチン「スプートニクⅤ」のベラルーシ向けの初荷が出荷された。ロシア直接投資基金が明らかにした。
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これにより、「スプートニクⅤ」のロシアでの登録後に初の臨床実験を行う国はベラルーシとなった。

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ボランティア被験者を使ったベラルーシでの「スプートニクⅤ」の臨床実験は10月1日から、二重盲検、ランダム化比較実験の枠内で開始される。

ロシア直接投資基金側によれば、基金はベラルーシでの100人の被験者参加の臨床実験の実施費用を負担する

臨床実験はベラルーシ国内の8か所の医療機関で行われ、そのうち2か所はすでに「スプートニクⅤ」ワクチンを受け取っている。

ロシア直接投資基金は、同様の臨床実験が他にブラジル、インド、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦でも予定されていると補足した。

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同基金のキリル・ドミトリエフ会長は、「ロシア製ワクチンのベースに使われているアデノウイルスベクターのプラットフォームは人体に無害であり、数十年をかけ、250回以上の臨床実験を経ている。その一方で西側の医薬品メーカー開発のワクチンがベースにしているのは、十分な時間がかけられていない実験的な技術であり、臨床実験段階で複数の障害に突き当たっており、これが理由となって民間への流通を妨げ、コロナウイルス対策の尽力にネガティブに影響している」と語っている。

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