ハイン氏は、金融システムが変化する時期にきていると指摘。ビットコインが登場したのはわずか11年前だが、中国はすでにデジタル人民元(DCEP)をベースにした決済システムの大規模なテストを開始している。さらにDCEPは、米ドルを基軸通貨とする国際間の資金決済システム「SWIFT」を利用する必要性を排除する可能性がある。
さらにハイン氏は、国際貿易においてCBDCを導入することは、世界の金融市場における米ドルの役割を弱めることになると強調した。米ドルは、商品取引の開始における基軸通貨となっている。同氏はその一方で、ドルからデジタル人民元というリーダーの変更には長いプロセスを要することになると指摘した。
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