イタリア北部の大雨 洪水と地すべり

10月2日未明にイタリア北部を襲った大雨により洪水や地滑りが多発し、木が倒壊した。2日に「TGCom24」テレビが伝えている。
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報道によると、伊北西部リグーリア州では地滑りにより複数の道路が閉鎖、突風は秒速33メートルに達した。ジェノアなど同州の多くの都市で街路が浸水、自動車数台が流された。大雨により同州最長のヴァラ川の複数箇所で氾濫が確認されている。

アレッサンドリア県ピエモンテ州の行政府は、予防策として複数自治体で小中学校を閉鎖した。

2日未明の大雨と雷によりヴェネト州では警戒最高レベルの「赤」が発令され、リグーリア州、ロンバルディア州、ピエモンテ州、エミリア=ロマーニャ州ではそれに次ぎ「オレンジ」となった。ヴェネツィア(ベネチア)市当局は前日週末に水位が上がる可能性を警告。危険水位130センチに対して、3日昼には135センチメートルになると予測されている。ANSA通信によると、歴史的記念碑の集まる中心地が浸水する恐れもあるという。

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