現時点でイタリア北部では22人がこれまで行方不明となっている。行方不明者はいずれもピエモンテ州のヴェルチェッリ県、クーネオ県、ビエッラ県に集中している。
3日未明、イタリア北部を集中豪雨が襲い、ピエモンテ州政府によれば一部の地域で500ミリから600ミリの降雨量が確認された。州内の河川は各地で氾濫し、橋が崩落するなど、被害が拡大している。停電や断水も一部の地域では発生しており、救助隊が浸水した家屋から住民を救助している。
地中海に面したリグーリア州の被害も甚大で、被害総額は少なくとも3000万ユーロに達する。
ピエモンテ州とリグーリア州の知事らはイタリア政府に対し、非常事態宣言を発出するよう要請している。
この事態を受けてコンテ首相は市民保護局と連携し、自然災害がもたらした被害に最大限の注意を払っていくとした。
関連ニュース