カムチャッカ半島沿岸 海洋生物の大量死骸 原因が明らかに

カムチャッカ半島沖の太平洋水域が汚染されていることが明らかになったが、海岸で海洋生物の死骸が散在していた原因は汚染ではなかった。大量の海洋生物の死骸は強風によって打ち上げられた可能性が大きいという。カムチャッカ気象センターが報告している。
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カムチャッカ気象センターのヴェラ・ポリャコワ所長によると、9月28日から29日にかけてカムチャッカ半島でサイクロンが発生。アバチャ湾および沿岸地域では秒速25メートルを超える風が観察されていた。これによりアバチャ湾海底から海洋生物の死骸が沿岸に打上げられた可能性がある。

​一方で、強風による海洋生物の大量死は起こらなかったと同気象センターは説明している。

10月2日、カムチャッカ半島ハラクティルスキー浜の岸辺に大量の魚、タコ、カニ、その他海洋生物の死骸が散在していた。これより前、同地区で波乗りをしていたサーファーたちが水に入った後の吐き気や視界異常、発熱や喉の痛みを訴えていた。その後、海洋生物の死骸がさらに3つの湾で発見され、アバチャ湾内の3か所でフェノールおよび石油製品による汚染が確認された。

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