シベリアの違法伐採 輸出先は中国=露連邦捜査委員会

中国は露シベリア東部のイルクーツク州で違法に伐採された木材を大量に輸入している。ロシア連邦捜査委員会イルクーツク支局がリアノーボスチ通信の取材に応じた中で明らかにした。違法伐採に関与したロシア企業は今後、脱税額を納税する。
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捜査委員会イルクーツク支局によると、州内で過去5年間の間に発覚した脱税絡みの刑事事件は50件に達するという。その大半が中国向け違法伐採の輸出とされている。脱税額は総額で2億5000万ルーブル(およそ3億3000万円)を超える。

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中国ではロシア産の木材に対する需要が高く、違法伐採された原木はその多くが中国に密輸されているという。

プーチン大統領は2020年9月末に森林の保護と犯罪撲滅に関する協議を開き、2022年1月1日以降に針葉樹や希少樹種の未製材品(未加工品含め)を輸出禁止するほか、木材の消費によってロシア経済を活性化させるビジネスの開拓も禁止することを決定した。

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