ナゴルノ・カラバフで停戦発効

南コーカサスの未承認国家ナゴルノ・カラバフ共和国で、アルメニアとアゼルバイジャンの合意に基づく停戦が10日に発効した。ロシアの首都モスクワで両国外相による協議が行われ、停戦に合意した。協議にはロシアのラブロフ外相も出席した。
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アルメニアとアゼルバイジャンの両外相は9日、ロシアのプーチン大統領の招待でモスクワに到着した。協議は10時間以上に及び、合意が採択された。

合意には紛争解決に関する4項目が含まれている。ナゴルノ・カラバフをめぐる今回の協議は、過去20年間で最長となった。

合意によると、アルメニアとアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフに関して実質的な協議に入ることで合意した。また両国は、ナゴルノ・カラバフに関する交渉プロセスのフォーマットが変わらないことも確認した。また合意では、モスクワで実施された協議でアルメニアとアゼルバイジャンが10月10日正午からナゴルノ・カラバフでの停戦に合意したと指摘されている。停戦体制の具体的パラメーターは、別途合意される。

ナゴルノ・カラバフ紛争

紛争はナゴルノ・カラバフ自治州がアゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国からの離脱を宣言した1988年2月に始まった。1992年から1994年の武力衝突でアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ及び隣接する7つの地域の支配権を失った。
アゼルバイジャンは領土保全を主張しているが、未承認国家ナゴルノ・カラバフは交渉当事者ではないためアルメニアがナゴルノ・カラバフの利益を擁護している。

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