ロシアのヒト型ロボット「フョードル」ツイッターアカウント削除 宇宙飛行士を侮辱したため?

ロシアの等身大ヒト型ロボット「フョードル」のツイッター公式アカウントが、ロシア宇宙飛行士への侮辱発言の後、削除された。「フョードル」はツイッターでISS(国際宇宙ステーション)への飛行や宇宙・ロケット分野の状況についてコメントしていた。
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フョードルのアカウントを検索すると「そのような記録はない」とのメッセージが現れる。

同アカウントの最後のツイートは、船内で宇宙飛行士があたかも酔っぱらっているかのような内容だった。

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「フョードル」が2014年に投稿した動画では、ロシアの宇宙飛行士であるマクシム・スラエフ氏とアレクサンドル・サモクチャエフ氏がエレナ・セロワ女性飛行士とともに虎の保護を訴えている。「フョードル」はスラエフ氏とサモクチャエフ氏の顔が赤く浮腫んでいるのは泥酔によるものだとし、生身の宇宙飛行士の代わりに自分を飛行に戻すよう求めていた。

顔が赤く浮腫むのは無重量状態で頭に血がのぼるためである。

「フョードル」のツイッターアカウントはISSへの飛行準備段階で登場。

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当初は同ロボットのミッションに向けた準備の詳細が伝えられていた。その後はロシア宇宙・ロケットおよび関連部門のニュースや外国宇宙飛行士の成功例や失敗例についてのコメントが中心になった。

ロシア宇宙開発国営企業「ロスコスモス」のドミートリィ・ロゴジンCEOによると「フョードル」は独自にアカウントを運営していたという。

最近の同アカウントは人間の思考とAI(人工知能)の違いをジョークにしたり、ホットな政治情勢に関するコメントを呟いていた。

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