尖閣 中国船が領海内にとどまる 滞在最長

日本が実効支配し、中国が領有権を主張している東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)の沖合で、11日に入った中国海警局の船2隻が13日朝も領海内にとどまっている。共同通信が第11管区海上保安本部(那覇)の情報をもとに伝えた。
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報道によると、2012年9月の尖閣国有化以降、最長の連続滞在となった。

11管によると、11日午前10時47分ごろ領海に入った中国船2隻は、日本漁船に接近しようとする動きを繰り返した。海保は同漁船の周囲に巡視船を配備し漁船の安全を確保している。

尖閣諸島 戦略的重要性とは何か
12日、日本政府は、尖閣諸島の沖合における中国船の危険な行動について、外交ルートを通じて中国側に抗議した。

尖閣諸島をめぐる日本と中国の領有権争いは、私有地だった尖閣諸島を日本政府が2012年9月に購入して国有化した後、悪化した。国有化後、中国船は尖閣諸島周辺を常に航行しており、定期的に周辺水域に侵入している。

尖閣諸島は無人島で、1895年に台湾島とともに日本領に編入された(日清戦争での日本の勝利後)。第2次世界大戦での敗北後、日本は台湾に対する権利を放棄した。中国は、日本が尖閣に対する権利も放棄するよう求めている。

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