ロシアがEUとの対話を中止する可能性=ロシア外相

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ロシアは西側諸国が相互に尊重し合う対話の必要性を理解しないのなら、欧州連合(EU)との対話を中止する可能性があると表明した。
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またラブロフ外相は、EU加盟国を注視し、その評価に慎重になることをやめるようロシアに要請した。この点に関して同外相は、国際討論クラブ「ヴァルダイ」での報告「多様な世界のユートピア:歴史はどう続いていくか」のプレゼンテーションの際に表明した。

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特にラブロフ外相は、EUはアレクセイ・ナワリヌィ氏の事件で不適切な行動をとっていると指摘した。

前日、フィンランドのペッカ・ハーヴィス外相は、EUの外相らは、アレクセイ・ナワリヌィ氏をめぐる状況から対ロシア制裁で「政治的合意」に達したことを明らかにした。


アレクセイ・ナワリヌィ氏の入院

8月2日、オムスクでロシア野党指導者のアレクセイ・ナワリヌィ氏が病院に搬送された。同氏は移動中の機内で体調急変。病院では意識不明の状態で人工呼吸器につながれていた。その後、航空機で独シャリテー・ベルリン医科大学付属病院に移送された。

ドイツ側は、ナワリヌィ氏の中毒は神経剤「ノビチョク」によるものと主張。一方、ロシアの医師はナワリヌィ氏の体内に毒物を確認できなかった。ドイツは主張の証拠をモスクワに提供しておらず、加えて中毒にはロシア当局が関与していると非難している。

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