ポータル「デッドライン」によれば、ガドットさんは新作映画でクレオパトラ役に抜擢されていた。監督は パティ・ジェンキンス氏、脚本は『アリータ:バトル・エンジェル』(2019)や『ターミネーターで:新機動/ジェネシス』(2015)『シャッター アイランド』(2010)で有名なラエア・カログリディス氏が担当。
プロジェクトは近日中にも実現に向けて動き出すはずだった。
英語のSNS上ではクレオパトラはエジプトの女王だったため、黒人が演じるべきという話が飛び交っていた。
とはいえ、アレクサンダー大王を始祖とするプトレマイオス朝出身の女王はギリシャ人の血が流れていることから、黒人女性が演ずるべきという説には万人が賛成していたわけではない。
不平、文句のコメントの一部をご紹介しよう。
「クレオパトラ役にナジン・ナシブみたいな見事なアラブ人女優を起用するんじゃなく、イスラエル人女優を選ぶほうがいいなんて、ハリウッドのどんなバカが思いついたんだ? おまえも恥さらしだぜ、ガドット。お前の国はアラブの土地をこんなにたくさん盗んでるじゃないか。そこにお前まで映画で他の人の役を盗むなんて。」
「それで、こんどはどんなことになるわけ? 白人のマーティン・ルーサー・キングを撮る?」
「白人はクレオパトラや古代エジプト人役に白人を起用しつづけるさ。なのに白人のファンタジー映画に黒人がでると、文句ばっかりつける。」