国際討論会「ヴァルダイ・クラブ」に出席したマクシュトフ所長は「コロナウイルスと季節性インフルエンザを予防する混合ワクチンの開発、現在はこのような研究を当センターで行っている」と述べた。
マクシュトフ所長はまた、ベクターセンターがロシア製ワクチン第2号となった「エピワクコロナ」の臨床調査を14-17歳の子どもを対象に行うと語った。ワクチンの成分は変えないという。
ロシアの新型コロナワクチン
ロシアは2020年8月11日、 世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。 ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。
臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・ 微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。
「スプートニクV」は多数のワクチン生産で実証済みのプラッ トフォームを基盤につくられた。ロシア保健省は、これまでに実施された「スプートニクV」の接種により最大2年間の 長期的な免疫ができることが示されたとしている。
ロシア製ワクチン第2号となる国立ベクターセンター開発の「エピワクコロナ」は今月14日にロシア消費者権利・福祉監督庁に登録された。医薬品登録後調査にはロシア各地域の計4万人が参加する。これとは別に年齢60歳以上の有志150人を対象に試験を実施する。