研究チームが世界48カ国のオンライン市場に出回っているボトルの68.8%を分析した結果、ポリプロピレン製のボトルでは、ミルクを作る過程で、ミルク1リットル当たりで換算すると、1,620万マイクロプラスチック粒子が形成されていると導き出した。しかも、これらの粒子の大きさは0.02ミリ以下であり、子どもの体内に簡単に入りこむ。
研究チームの計算によれば、1人の赤ちゃんが1日平均で摂取するマイクロプラスチック 粒子はおよそ150万にもなる。この指標は地域によって異なっており、摂取量ではヨーロッパ、北米、オセアニアの乳児は、アフリカ、アジアの乳児よりも多いとのこと。しかし、いずれにしてもその摂取量は、成人が年間に摂取するマイクロプラスチックの量(およそ10万粒子)よりも高いものとなっている。
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