モスクワの劇場 マスク着用の反対者に68万円でチケットを提示

モスクワのタガンカ劇場は、観客に「新しいサービス」を提供した。それは、医療マスクを着用して観劇することを拒否する者に、50万1ルーブル(約68万円)のチケットを提示するというもの。同劇場によれば、「サービス」には、マスク制度を遵守しないことに対する劇場による罰金の支払いが含まれる。この件に関する情報が同劇場のインスタで発表された。
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マスク体制を遵守しないことに対する罰金は50万ルーブル(約68万円)で、1ルーブルが観劇代となる。

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総額を支払うと観客にはマスクをしないで会場にいることが許可される。その観客には他の客と距離がとられ、出入口が別に設けられた1階観覧席が用意される。しかし、この「サービス」を利用するには、一昼夜以内に出されたコロナウイルスの非感染証明書の提出が求められる。

タガンカ劇場のユーモラスな発表に対しフォロワーはさまざまに反応した。ある人たちはこのアイデアを称賛し、他の人たちは、嘲るような対応だと考え、憤慨した。

この間、マスク着用を拒否した女性客のため、タガンカ劇場のある公演の開始時間が1時間遅れるという事態が生じた。平和的に問題を解決することができず、警察がこの観客をホールから外に出した。

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