同庁によると、22日、極東地域間管理局にナホトカ湾水域が石油製品で汚染されているとの通報があったという。
同庁はインスタグラムで「情報の確認がとれた。ドローンにより面積3万4775平米の範囲で油膜汚染が確認された。試験用の水質サンプルも採取。汚染は有限会社『トランスバンカー・プリモリエ』ふ頭から広がったと推測される」と報告した。
現在、流出源の特定が行われているという。汚染の拡大防止作業も進められている。
ここ最近、水質汚染や動植物の大量死の原因となる人為的災害が集中して起こっている。9月末、カムチャッカ沖でサーファーが海水の変色や海洋生物の大量死を通報し、同水域の汚染が広く知られることとなった。汚染の原因については今のところ特定されていない。
5月29日にはロシア北部・クラスノヤルスク地方ノリリスク市で、火力発電所内のディーゼル燃料タンクが損傷し2万トンの石油製品が周辺河川に流出する事故があった。