ロシア大統領報道官:米大統領選は「どちらがよりロシアを嫌いかの競争と化している」

ロシアのドミートリィ・ペスコフ大統領報道官は記者らを前に、米大統領選挙運動において、とりわけ候補者討論会において反ロシア的言い回しが多用されていることに遺憾の意を表明した。
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ペスコフ報道官は「どちらがよりロシアを嫌っているかという競争が米国の選挙全般においてお馴染みになっている。大変残念ながら」と強調。モスクワがこれについて反応できることは「遺憾を表明するのみ」と結んだ。

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米大統領候補による討論会を見たことがあるかとの質問には「我々は言うまでもなく、これに関する多数の報道を読んだが、討論会そのものは見ていない。討論会の対象について言えば、米国の有権者に向けて行われていると思う」と答えた。

ペスコフ報道官によると「この討論会でどちらが勝ったかは一般の米国人が判断すべきであり、私たちではない」という。

現職のトランプ氏と民主党擁立候補バイデン氏は討論会で、ロシアは米大統領選でどちらの勝利も望んでいないと発言。さらにトランプ氏は、バイデン氏がロシアから350万ドル(約3億6645万円)を受け取ったと非難。バイデン氏はこれを否定し、トランプ氏が20年以上にわたり自身の納税申告を公表していないと非難している。

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