同医師は、「血管収縮用の製剤と点滴を使用し、定期的に鼻腔を潤すことが必要で、自分で海水塩が含まれる溶液を用意してもいい。室内の空気中の湿度を保つ必要がある」と強調した。
ハジャエフ医師は、同様に神経細胞の再生にはビタミンB群や総合ビタミンの摂取が重要で、正しい食事や十分な飲水、煙草や飲酒をやめる必要があると指摘した。
耳鼻科医のアレクセイ・カシェレフ氏によれば、新型コロナウイルスに感染した人には鼻腔内に浮腫が発生し、鼻の上部粘膜の感覚器官の働きが悪化するのだという。
また同医師は、新型コロナウイルスが鼻腔内の感覚器官そのものに悪影響を及ぼすおそれがあると指摘した。このように浮腫が長引くことで感覚器官と神経組織の劣化が引き起こされることとなる。同医師は、患者の感覚部分は半年に渡り嗅覚を回復することができなかったと警告した。
関連記事