リック・ベトゥアさん(59)が25日、同国北西部のグレートバリアリーフから離れたエリアでスピアフィッシング(水中釣り)を行っていたところ、オオメジロザメが急襲。ベトゥアさんは、太ももを噛まれたことで大量出血に陥った。
サメに襲われたことに気がついた友人がベトゥアさんを救出。現場から30メートル先に浮かぶボートに運び込んだ。友人はベトゥアさんを即席の止血帯で応急処置し、遭難信号を発信。より速いボートを見つけ、ベトゥアさんを乗せて岸まで向かった。
救急隊員は約1時間で到着した。ベトゥアさんはすでに脈がない状態だったが、蘇生は成功。緊急手術を行うべく、ヘリコプターで病院に搬送された。ベトゥアさんは重体だが、容態は安定しているという。
オオメジロザメは、人間に危害を加える最も攻撃的なサメの一種。生息地域は熱帯・亜熱帯。淡水域にも進入できる他、沿岸部で狩りを行う能力もあるという。
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