新START 米国の姿勢にロシアは失望

ロシア外務省のセルゲイ・リャブコフ次官は、リアノーボスチ通信からの取材に、新戦略兵器削減条約(新START)に関して米国から発せられるシグナルにロシアは失望したと語った。
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リャブコフ外務次官は「我々はこの問題に関しては米国と極めて集中した対話を行っている。向こうから入ってくるシグナルは我々を失望させている」と語っている。

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「米国人らは自分たちが提案するスキームが我々にはどうしても受け入れられないものということを全く分かろうとしない。米国側は夥しい数の要求を突きつけ、このすべての状況を引き延ばしている。要請ではなく、我々に名指しで突きつける要求でだ。我々が対話を行うのは一方的に米国に歩み寄るためではない。」

先にプーチン大統領は新戦略兵器削減条約(新START)を一切の前提条件を付けずにさらに1年延長することを提案していた。米国務省はこれに対してロシア側との最終的な核合意の形を作る構えを明らかにしていた。

新戦略兵器削減条約(新START)は2010年、米国とロシアの間で合意された。これは双方の戦略攻撃兵器の削減をうたっている。合意の有効期限は10年。現在、この先の核兵器コントロールの体系が話し合われている。

これより前、北大西洋条約機構(NATO)も条約の延長を支持する声明を表している。

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