原油価格が下落 6月以来の低水準

29日、標準原油の価格が急落し、経済情報サイトTrading Economics(トレーディング・エコノミクス)によると、6月以来の低水準近辺で推移している。
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ロンドンのICE Futuresの北海ブレント原油先物12月限の価格は、日本時間21時56分までに1バレル=37.86ドルとなり、前日終値比で1.26ドル(3.22%)下落した。

日本の経産省、EVの次世代型電池開発を支援へ
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の電子取引のWTI原油先物12月限の価格は、日本時間21時56分までに1バレル=36.05ドルとなり、前日終値比で1.34ドル(3.58%)値下がりした。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、欧州の複数の国で導入された新たな制限措置が市場に圧力を与えている。フランスのマクロン大統領は28日の国民向けテレビ演説で、新型コロナウイルス対策の「新たな段階」を宣言し、30日から部分的なロックダウン(都市封鎖)を開始すると発表した。マクロン大統領によると、新たな制限措置は少なくとも12月1日まで続く。ドイツのメルケル首相は、同国では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、11月末まで一連の飲食店や娯楽施設が閉鎖されると発表した。

さらに米エネルギー省が28日に公表した統計によると、10月23日までの1週間の米国内の原油在庫は430万バレル増加した。S&P グローバル・プラッツの調査によると、専門家らは平均20万バレルの増加と予想していた。

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