小松市立東陵小学校によると、29日午前6時30分頃、グラウンドに向かって走るクマを生徒が目撃。その後、巡回中だった教員が敷地内にクマがいるのを発見し、消防に通報した。
クマはその後、約100メートル西にある県立小松商業高校に侵入。午前9時ごろ、猟友会が中庭で射殺した。高校の生徒は校舎内に避難し、けが人はなかった。駆除の際、生徒らを教室に避難させた影響で、授業の開始が15分遅れたという。
また、福井県福井市でも28日から29日早朝にかけて、男性2人がクマに襲われてけがをした。
過去2週間、日本のさまざまな地域でクマが出没し、人を襲うなどの被害が相次いでいる。なかでも、19日、石川県加賀市のショッピングセンターにクマが立てこもり、同日夜に駆除された事件は、市民を騒然とさせた。
これを受け、日本の環境省や警察庁などの関係省庁は26日、対策などを検討する連絡会議を開いた。
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