ハビブ・ヌルマゴメドフ選手 フランス当局に対して強く発言

ロシアの男性総合格闘家ハビブ・ヌルマゴメドフ選手(32)は、「表現の自由のスローガンの下で、15億人以上のイスラム教徒の気持ちが損なわれている」との考えを示し、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の発言を鋭く批判する人々の仲間入りを果たした。
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仏パリ近郊コンフラン=サントノリーヌで10月16日、歴史の教師サミュエル・パティさんが刃物で首を切られて殺害される事件が発生。この事件の発端は、パティさんは10月初旬、表現の自由に関する授業でイスラム教の予言者ムハンマドの風刺画を見せたことによる。マクロン大統領はパティさんの告別式で、フランスは表現の自由を守り続け、風刺画を放棄しないと述べた。

ヌルマゴメドフ選手は、「私たちはイスラム教徒であり、母親、父親、子ども、妻、そして近しい全ての人よりも預言者ムハンマドを愛している。信じてほしい。これらの挑発(対戦相手)は横から出てくるだろう」とインスタグラムに投稿している。

この投稿でヌルマゴメドフ選手はマクロン大統領の名前を出していないものの、その投稿文とともに顔に足跡が描かれたマクロン大統領の写真を公開している。


ヌルマゴメドフ選手は24日、ジャスティン・ゲイジー(米国)を三角締めで勝利し、総合格闘技「UFC」で3度目の王座防衛を果たした。この直後、ヌルマゴメドフ選手はこれが最後のUFC戦だと述べ、引退を発表した。ヌルマゴメドフ選手の総合格闘技の勝利数は29。

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